気候や風土、そしてその土地に生きる人々の気質。そうしたものに育くまれて、その土地ならではの文化が生まれます。
最も代表的な地場産業として香川県が世界に誇る、庵治産地石製品加工業は、高松市牟礼町、庵治町に産する庵治石の石質のすばらしさを発端に発展を遂げました。
人の、歴史の長さだけ石の文化は存在します。道具としての石、また人の精神を象徴するものとしての石。従来人の手作業でつくられてきたそれらの石製品も現在ではハイテク機械の進化で労力を要さず、しかもすぐれた製品がつくれるようになりました。もちろん、仕上げなどの感覚的な表現においてはすぐれた職工の手による技術が命です。
このすばらしい石文化を未来に伝え、さらに新しい文化を創造していくために、するどい感性と、若い力が必要です。この土地には、芸術家や伝統文化伝承者など、石に夢を託す多くの人々が集まっています。夢を持ち、本当に夢を実現したいと考えるあなたと共に石の文化を語りたいと考えています。
一、創造は進歩の元なり
一、和は力の元なり
一、大志は行動の元なり
昭和23年 4月頃 | 牟礼石材加工企業組合発足 |
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昭和32年 3月 | 讃岐石材加工組合設立 |
昭和45年 1月 | 讃岐石材加工協同組合法人設立 |
昭和47年 4月 | 労働保険事務組合設立 |
昭和48年 4月 | 青年部を石栄会に改める |
昭和50年 4月 | 全国石製品工業協同組合連合会に加入 |
昭和60年10月 | 県知事より庵治産地石製品を香川県伝統的工芸品としての指定をうける |
昭和61年11月 | 四国通商産業局長より中小企業組織化の促進と組織活動の発展に寄与した功績により表彰をうける |
昭和62年 3月 | 構造改善事業(通商産業大臣)の承認をうける |
昭和62年12月 | 若手作家が集まり新しいものを創造、創作しようという集団”グループC”発足 |
昭和63年 4月 | 「香川県石工技能訓練センター」県知事から承認され発足 |
平成元年 4月 | 香川労働基準局長より中小企業共同安全衛生改善事業集団の指定をうける |
平成 2年 2月 | 構造改善事業計画実施、組合会館建設開始 |
平成 2年 9月 | 組合会館竣工 |
平成 3年12月 | 県知事より、労働力確保法に基づく改善計画の認定をうける (平成4年3月完了通産省関連) |
平成 4年 4月 | 県知事より、中小企業人材確保推進事業(労働省雇用促進事業団)第1種3年間の認定をうける |
平成 4年 2月 | 中小企業庁長官より適切な組合運営に努力した功績により表彰をうける |
平成 5年 6月 | 県知事より一般建設業(石工事業)の認可をうける |
平成 7年 4月 | 県知事より、中小企業人材確保推進事業(労働省雇用促進事業団)第2種2年間の認定をうける |
平成 7年 5月 | 定款の変更、組合事業のうち「石工事の共同受注並びに共同施工」を追加 |
平成 9年 4月 | 社団法人 香川県物産協会に加入 |
平成11年10月 | 県知事より一般建設業(タイル・レンガブロック工事)の認可をうける |
平成13年 7月 | 四国経済産業局より官公需適格組合認定を受ける |
平成17年 4月 | 県知事より、中小企業人材確保推進事業 第1種3年間の認定をうける |
平成19年 3月 | 『庵治石』を地域団体商標登録 (地元3組合合同) |
平成23年11月 | 技能検定関係で厚生労働大臣表彰をうける |
平成29年 3月 | 『庵治石』を中国商標登録データベースで登録される |